逓信舍

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賢治のカレーコンテスト



コンテストちらし

● 賢治のかれーについて

■プロローグ 賢治のカレーが食べたい

滋賀県彦根市橋本町に彦根初の西洋料理店が大正11年(1922年)に誕生しました。お店の名前は「金亀食堂」。店主は谷澤賢治、料理人です。 神戸の洋食店で修業し、列車食堂(日本食堂)のコックを務めた後、彦根に戻り開業しました。お店は後に土橋見附(旧芹橋八丁目・現芹橋二丁目)に、そして上御旗町(現河原三丁目)に移りました。

賢治さんの長男一豊さんは、京都の都ホテルでフランス料理の修業を積んだ後、家業を継いだが日中戦争で戦死された。一豊さんが修業時代に記した一冊のレシピノートが残っており、そこに金亀食堂のカレーレシピが都ホテルのレシピと共にしるされていました。

記されたレシピは、小麦粉とバターからカレールーを作るというものです。市販のルーしか知らない世代の私たちは、金亀食堂のカレーが食べたいと思いプロジェクトを始動、2014年の地域創造事業に応募しました。

 

■賢治のカレーコンテストとこれから

 

審査は、(賢治さんからみて子供になる)谷澤盛さん幸子さんご夫妻と孫の谷澤幸治さん、花しょうぶ商店街の方々と彦根市民の方々50人。

審査で一番投票の多かったレシピを、逓信舎のカフェ(T-shin café)にお願いし、特別な時にメニューに載せていただけるようにしたいと思います。

→レシピや再現の過程を、デジタルアーカイブとして逓信舎で保管する。