逓信舍

花しょうぶ通りからのお知らせ

江戸の風情が残る城下町の魅力を再発見

CA3C0057

彦根市河原の商店街「花しょうぶ通り」のまち歩きが楽しめるマップを、市民団体「まち遺産ネットひこね」が作った。二十三日には、マップを片手に商店街周辺を巡るイベントも開かれ、江戸の風情が残る城下町の魅力を再発見できそうだ。

同団体は二〇一二年、江戸時代の古地図「御城下惣絵図」と現在の地図を対比させて、失われた外堀の痕跡を探す「彦根城外堀マップ」を作製した。古地図をさらに拡大してまち歩きに活用しようと、昨年七月に住民らと商店街を散策するイベントを開催。周辺の歴史ある建物や印象的な風景などを探して、マップ作りの足掛かりにした。

商店街周辺は、道や水路がほとんど変わらずに残っているため、今回は古地図のみを掲載。登録有形文化財に指定される古民家はもちろん、白い酒蔵と黒い板壁が両側に向かい合う路地や、コンクリート製の卓球台がある路地裏の公園など、思わず探してみたくなる名所十九カ所を写真付きで紹介している。

同団体メンバーの市職員鈴木達也さん(27)は「古い建物を新しく改装して使い続けているのもこのまちの面白さ」と話す。尾田英昭代表(58)は「マップを手に、城から城下町へ観光の足を伸ばしてもらえれば」と期待している。

A4判見開きのマップは五千部作製。二十三日以降、彦根観光案内所や商店街内の三カ所の街の駅(逓信舎、寺子屋力石、戦国丸)で配布する。

二十三日は、県立大の浜崎一志教授と鈴木さんがまち歩きをガイドした。

<足軽辻番所オープンまでの道のりとこれからへの期待>


tsujibansho
◎3月16日(日)9:30〜10:00
彦根市指定文化財 足軽組辻番所オープン式典
 内 容:テープカット、挨拶、他
 主 催:彦根市教育委員会文化財課
10:00〜12:00
辻番所サロン「芹橋生活」辻番所シンポジウム
<足軽辻番所オープンまでの道のりとこれからへの期待>
  講演①:足軽辻番所オープンまでの道のりとこれからへの期待
  語り手:山崎一眞さん(彦根景観フォーラム名誉理事)
  講演②:歴史まちづくり計画について
  語り手:谷口 徹さん(彦根景観フォーラム理事)
  内 容:トラスト運動から辻番所オープンに至る関係者が一同に会し、
      それぞれの思いや活動を語り合うことで、これまでの成果を
      噛み締め、今後の期待と展望を話し合います。
      芹橋二丁目第一自治会の皆さんによる屯汁(豚汁)接待もあります。
      足軽中薮組瀧谷家「まちかど資料館」も辻番所と共に午後4時まで
      特別公開します。
      まちかど資料館は、前日15日(土)10:00〜16:00 も公開します。
  会 場:善利組足軽辻番所・旧磯島邸
  主 催:彦根歴史的風致活用実行委員会
      (彦根辻番所の会・足軽中薮組瀧谷家「まちかど資料館」・
       彦根景観フォーラム)